The AN/PRC-112...

AN/PRC-112
画像提供:小松 氏

AN/PRC-112
SURVIVAL TRANSCEIVER for Three US Forces.
送受信周波数UHF 225MHz〜299.975MHz(243 and 282MHz fixed and Two channel programmable)VHF 121.5MHz
使用電源直流12V(BA5112)
電波形式AM,BEACON
送信出力UHF 1W, VHF 100mW
チャンネルステップ25KHz
Manufacturer:MOTOROLA

AN/PRC-112は、アメリカ軍のパイロットや乗員が墜落などの緊急時に使用する、個人用サバイバル無線機(CSAR: 戦闘捜索救助用)です。
先ほどのAN/PRC-104が「地上部隊の長距離通信用」だったのに対し、こちらは「遭難した隊員の発見・救助」に特化しており、手のひらサイズのコンパクトな設計が特徴です。

主な特徴とスペック
用途: 墜落したパイロットが救助部隊と連絡を取り、自身の位置を知らせるために使用されます。
周波数範囲: VHF: 121.5 MHz(民間緊急用)。
UHF: 243.0 MHz(軍用緊急用)および 225〜299.975 MHz(救助隊との交信用)。
通信モード: 音声通話、ビーコン(掃引トーン)、および救助機からの問い合せに自動応答するトランスポンダ機能を備えています。
GPS・データ通信(PRC-112G以降): 最新の「G」型などはGPSを内蔵しており、暗号化された位置情報やテキストメッセージを救助部隊へ送信可能です。
耐久性: 水深15mまでの防水性能を持ち、過酷な環境でも動作するよう設計されています。

PRC-104との違い
特徴 AN/PRC-104 AN/PRC-112 主な役割 戦術的な遠距離通信(HF) 遭難時の救助要請(VHF/UHF)
運用形態 背負い式(マンパック) 手持ち式(サバイバルベストに収納)
通信距離 数百?数千km(電離層反射を利用) 視界内(Line-of-Sight)
この無線機は、映画『エネミー・ライン』などでパイロットが救助を待つシーンに登場するような機材のモデルに近いものです。

[Back]